初戦

15日夏合宿初戦は昨年度のリーグ戦王者・大東文化大と激突。ラストプレーで逆転トライを与えて
17-21で惜敗したものの外国人選手を要所に3選手配置した相手に対して、ディフェンスで手応えを掴みます。

「合宿のテーマとしては”ディフェンスの積み上げ”というところを一番においています。今日は外国人選手に
やられたという印象はこちらは持っていないので、ディフェンスに関してはまぁまぁ評価…悪くはなかったと
思います。」(相良南海夫監督)

相手ボールスクラムで繰り返しペナルティを取られて、自陣で戦う時間が長くなりながらも、ダブルタックルで
相手を押し返し、ゴール前で孤立した相手にSH齋藤直人、CTB桑山淳生らが絡みに行ってノットリリースを
誘います。

「外国人選手に行かれた(トライが)ありましたけど、他のところは結構外国人選手を止めれていたのでは
ないかと思います。外国人選手は後半になると疲れてくるので、前半特にそこは意識しようという話はして
いました。一人一人がディフェンスで受けることもなく、前に出られていたと思います。」
(佐藤真吾主将)

相手のパワーの前に時折、裏に出られてオフロードパスを繋がれながらも、素早いカバーディフェンスで
2の矢、3の矢と刺さり続けてピンチを回避するなどディフェンスに関しては最後まで崩壊する事無く。

「結果的に負けてしまったのですけど、そんなに下を向く内容でもないと感じています。」(佐藤真吾主将)

一方で課題を残したのはスクラム。後半相手に与えた2トライはいずれもスクラムでのペナルティ、
ターンオーバーから自陣ゴール前まで詰め寄られて奪われたもので、Bチームが後半スクラムを改善して、
一気に試合の流れを呼び込んだのとは対照的にAチームは大東文化大の強力スクラムに最後まで
苦しめられます。

「Bチームがああやって(流れを)変えて、改めてスクラムの重要性を感じました。2年前の(桑野)詠真さんの
代の千葉さんと貝塚さん、鶴川さんのスクラムがめちゃくちゃ強くて、自分たちの中でもスクラムを組んだら
大丈夫だという安心感が忘れられません。あれくらい自信のあるスクラムを組めると対抗戦でも本当に
楽になると思いますし、目指していきたいです。」(佐藤真吾主将)

指揮官も、スクラムの現状について続けます。

「セットプレーはスクラムもラインアウトもまだまだ課題かなと思います。ただ(スクラムは大東文化相手に)
思ったよりは出来たかなと思います。色々な相手と組んで、どこをどうすれば止められるかというところの
引き出しが出来てきているんじゃないかなと思います。この合宿で帝京さんとか東海さんとやらせていただく
ので、そういう中で自分たちのやっている形を出せるように…出来てくればだんだん良くなってくると思います。」
(相良南海夫監督)

リーグ戦王者相手にディフェンスで掴んだ一定の手応えと、セットプレーで見えた課題。次戦の相手は
対抗戦王者の帝京大です。【鳥越裕貴】



前半、スピードを生かしてチャンスメイクするルーキーFB河瀬諒介選手。夏合宿初戦でルーキー3選手が
スタメンデビュー。
「小林がある程度スクラムを組めるのはなんとなく練習でわかっていましたけど、長田、河瀬はこういう相手で
実際どれくらいやるのかと楽しみにしていました。想像以上に体も当てられていましたし、良かったと
思います。」(相良南海夫監督)

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