姿勢

2日、関西Aリーグに昇格した摂南大との練習試合。韓国での高麗大戦から中4日にも関わらず、Aチームメンバーも
先発出場した一戦、自身も後半13分までプレーしたSH齋藤直人主将が振り返ります。

「ムダにしていい試合はないです。ディフェンス面でポイントからのスペーシングの部分であったり、ゲインされた
後の戻る姿勢を高麗戦から意識してやってきました。一本インターセプトされた後の戻りだとかは、確実に高麗戦で
出来ていなかったので、姿勢の部分では改善されているかなと思います。スペーシングについてはまだまだ…高麗に
比べたら良かったかもしれないですけど、まだまだ伸ばせる部分、次の試合に向けて改善していきたいと思います。」

アタックでも、この春に一ヶ月取り組んできた新しい事に試合の中でチャレンジ、積極的な仕掛けの一方で重なる
ハンドリングエラー、そして前に出る意識が強すぎるが故のペナルティに上井草の観客席から度々タメ息が漏れるものの
齋藤直人主将は前向きに捉えます。

「一見ミスが多いように見えたと思うのですけど、自分たちとしては積極的にやった結果、チャレンジした結果での
ミスだったので次に繋がるミス、チャレンジしたことの精度を次は高められるようにやっていきたいですね。ミスして
良いわけじゃないですけど、ポジティブに捉えてレビューしていきたいですね。」

プレー面で新しい事を試しつつも、チームとしての戦う姿勢については良かったと評価します。

「ゲームテーマで”attitude(姿勢)”。戦う姿勢というのがあって、ゲインされた後に全員がダッシュして戻ったり、
ゴール前での絶対にトライラインを割らせないという”attitude”の部分は良かったと思います。そこは権丈さん(新コーチ)が
来てから理屈じゃない部分、姿勢の部分を毎回毎回言われていて、自分たちにもだいぶ練習中から根付いてきたかなと
思います。」

齋藤直人主将に話を聞いている間も、ジュニアチームの練習を見ている権丈太郎コーチのメンバーを鼓舞する声が
グラウンド全体に響き渡ります。その様子にチラリと目をやりながら続けます。

「権丈さんは熱いです。(戦う姿勢の部分は)全てのモトの部分だと思うので、本当に大事だと思います。」

12日からは春季大会も開幕。リーグ戦上位、対抗戦上位の強豪校との試合が、招待試合とあわせて6週連続で続きます。

「さっき監督からも話があったのですけど、今年の対抗戦も毎週毎週試合という事で、春は対抗戦に向けても
スケジュール的にいい準備ができると思います。一人一人のコンディション管理も大事ですし、チャレンジし続けて、
トライ&エラーを繰り返してチームとしても個人としても成長していきたいです。例年、春は負けがちなのですけど
今年はU20が居ないとか色々事情はあっても勝ちに拘ってやっていきたいです。難しいですけど勝ちにいく姿勢は
忘れずにチャレンジし続けたいです。」

春シーズンらしく新しい事にチャレンジしながらも、今年のワセダは春から戦闘モードです。【鳥越裕貴】



前半、ラックからテンポ良くボールを捌くSH齋藤直人主将。Bチーム以下のメンバーの春オープン戦もこの日開幕。
「チャレンジという部分では、Bチームの後半を見てもすごい出来ていて、2試合通してできていた。チャレンジした
中でのミス、細かい部分をこれからどんどん突き詰めていきたいですね。」

inserted by FC2 system