復帰

3日、立教大との定期戦。8月末の対抗戦開幕戦(日本体育大戦)以来、2ヶ月ぶりの実戦復帰となったのがWTB長田智希選手。
試合を振り返ります。

「体を当てる部分ではあまり期間が空いていた部分を感じていないのですけど、一つ一つの動き出し、反応のところ。
バックスリーだったら裏に戻ってスペースを埋めたりだったりの動き出しが鈍いと言うか、反応が遅くなってると感じたので、
そこのレベルをあげていきたいと思っています。」

自身もあまり経験したことがないというケガによる離脱。チームから離れて別メニュー調整となりながらも、ミーティングには
参加して、Aチーム復帰後の姿をイメージします。

「離れた期間もサインだったり、そういうところで復帰した時にすぐにフィットできるように、チームに馴染めるようにと
いうのは意識してやってました。」

そして、この期間でもう一つ長田選手の脳内に刺激を与えたのが自国開催のワールドカップ。

「正直、日本代表がここまで行くとは思っていなかったですし、力というか刺激を受けた部分はあります。あとは南アフリカを
結構応援していました。」

印象に残った選手を聞くと「タイプは違いますし、目指している選手というのではないのですけど…」と、名前をあげたのは
”ポケットロケット”の異名を持つチェスリン・コルビ選手(南アフリカ)。身長170センチ、決勝戦でも試合を決定付ける
トライをあげた事が記憶に新しいスピードランナーについて「見ていてスゲーなと。ワクワクする」と目を輝かせます。
そして、続けて話したのがそのディフェンス力。

「アタックもすごいのですけど、ディフェンス、タックルの部分がめちゃくちゃよくて、そこは僕にも出来る部分。WTBで
やっていくかわからないですけど、CTBでもディフェンスに拘るというところは僕の一番大きな部分なので、そこは勉強に
なりました。」

この日の試合でもラインブレイクしてきた立教の俊足ランナーを1対1でしっかりと仕留めて、相手のチャンスの芽を摘み取ります。

「あれは良かったです。ああいう場面で止めるというのが僕の強みでもあると思うので、これからもしっかり止められる選手で
ありたいと思います。他であまり活躍できなかったので、あそこは一つ良かった点ではありましたね。」

2ヶ月ぶりの実戦を終えて、目指すはこの先のシーズン終盤でのトップチーム復帰。

「目指すのはそこです。今のこの動きでは足りない、帝京とかになってくるとまだまだ通用しない部分だと思うので、この
1週間でもう一段階レベルを上げて、チームに貢献できるように意識してやりたいと思います。」

今季に入って初めて背番号14で出場。CTBとWTBをこなす貴重なBK陣のワンピース、「どっちで出ても自分ができることを
やるだけ」と話す長田智希選手の復帰がBK陣の層に更なる厚みを持たせます。【鳥越裕貴】



前半、突破を図るWTB長田智希選手。40分間の出場を振り返り、「ディフェンスのタックルに入る部分だったりというのは
自分でもうまくいったかなと思うのですけど、アタックではボールを何回か持ったのですけど、立教さんのディフェンスも
結構良くて、なかなか思うようにできなかったです。」

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