早稲田D 27-22 タマリバB【D戦写真館】 3週間前にCチームが完敗したタマリバクラブを今度はBチームが迎え撃つ形となった練習試合。立ち上がり、早稲田は攻撃らしい攻撃をさせてもらえずにタマリバペース(ラックでの巧さが際立っていました)で試合が進む。それでも先制は早稲田、14分SO村田賢史のラインブレイクから最後は相手FBをひきつけてCTB井上隼一にラストパスを通して先制すると、17分にも右サイドでのターンオーバーから左へ大きく展開、WTB田中渉太が悠々とトライをあげる。この後、タマリバに21分、31分とトライを返され14-12と点差をつめられるも34分、スクラムからまたもSO村田賢史が抜け出てチャンスメイク、最後はFB田邊秀樹が右隅に飛び込んで19-12として前半を折り返す。後半、18分、29分とWTB巴山儀彦が連続トライをあげて勝利を決定付けると、33分SO村田賢史、42分FL岸本大路(相手FBを振り切ったスピードは見事でした)とダメを押して41-12で快勝。後半4つのトライは全てペナルティからの速攻で仕留めたもので反応の速さでタマリバを圧倒する形となった。 |
(写真) 後半42分、ダメ押しとなる独走トライをあげるFL岸本大路。先週は公式戦デビューも果たした。 |
早稲田大D 5-15 流通経済大B 雨中の一戦となった横河電機Bとの練習試合。前半8分、キックボールをデッドボールラインギリギリのところでWTB大野雄也が抑えて先制する。この後両チーム決め手を欠き一進一退、ゲームが再び動き始めたのは後半に入ってから。早稲田Cは優位に立ったFWを前面に出して、横河電機を自陣に釘付けにする。後半7分、ゴール前ラインアウトモールを押し込み最後はFL上田一樹がトライ(21分にも全く同じ形で加点)、12分にも左へ大きく振ってFB田邊秀樹がトライ(後半から出場の田邊はキレのあるランで再三ゲイン)とリードを広げる。この後も、スクラム・ラインアウトでプレッシャーをかけて相手の球出しを狂わせるなどFW陣が奮闘、相手に攻撃のチャンスを殆ど与えず敵陣で試合を進め危なげなく完封、36-0で完勝した。この試合の前に行われた早稲田Dと流通経済Bの一戦は逆にFW戦で圧倒されてモールで3トライを失う。果敢に回す早稲田Dは悪コンディションもあってパスミス・ハンドリングエラーを連発、前に出る力強さを再三見せつけたWTB川口真一がただ一人奮闘、その川口のトライで5点を返すのがやっとだった。 |
(写真) 前半、ジャンプで相手をかわしビッグゲイン、チャンスを作る1年生CTB井上隼一 |
早稲田D 29-10 タマリバB 東日本トップクラブリーグ王者、早稲田OBも多数在籍するタマリバクラブを迎えての練習試合。早稲田は敵陣に入るもののモール、スクラムで劣勢に立ち、トライまでに至らない。更にチャンスフェーズでのハンドリングエラーも重なり、結局前半は無得点、0-7で折り返す。後半に入ると、8分自陣で得たペナルティキックから素早く展開、CTB平野進也が抜け出して独走トライ(ゴール)を決めて同点に追いつく。ここからゲームは激しく動き出し、前半11分タマリバのトライで再び勝ち越されるも、28分ターンオーバーから逆襲、CTB井上隼一が抜けて最後はWTB高木亮太がトライ(ゴール)で14-12と逆転に成功する。リードも束の間、33分タマリバのペナルティからの速攻についていけず再び逆転されると、39分、44分と連続トライを許して14-31と完敗。1トライ差の勝負どころ後半39分、敵陣でのスクラムで8-9のコンビネーションが乱れてターンオーバーされ一気にトライされたシーンに代表されるようにスクラム、ラック周辺でのボールコントロールが乱れるシーンが多く、そこを付けこまれる格好となった。 |
(写真) 後半8分、パスダミーから一気に抜き去り、復活の独走トライをあげるCTB平野進也 |
早稲田C 53-0 慶応義塾大B【C戦写真館】 早稲田D 62-7 東北学院大 Jr選手権2ndフェーズ1回戦(準決勝)、1stフェーズで敗れている明治を上井草に迎えての一戦は開始1分、左ラインアウトを起点にSO村田賢史がいきなりタテに抜け出すと最後はサポートについたCTB大島佐利のトライとルーキーコンビであっさりと先制。この日の主役はSO村田賢史、10分にもタテへ切れ込んでチームを前に押し出すと最後はWTB三原拓郎のトライを引き出す。更に17分には果敢に中央突破、タックラーを次々とふりほどいてあれよあれという間に自ら独走トライ、19-0と立ち上がりを完全に制圧する。24分に1トライを返されるものの31分、ラック連取から左へ展開、FB佐藤晴紀が走りきって加点すると、前半ロスタイムにもターンオーバーからNO.8有田幸平がゲイン(NO.8有田はゲイン連発)、最後はWTB巴山儀彦がトライ、前半を31-7で折り返す。後半に入っても早稲田はBKを軸に、明治はFWを中心にすえて、互いの形を表に出しての戦い。3分、ターンオーバーから仕掛けてSO村田賢史。13分、途中出場のCTB長尾岳人がタックラー2人をかわしてのトライ。早稲田がBKでトライを取りきれば、明治も7分にモールから、終了間際にはコラプシングの反則からトライ(認定トライ)とFWが意地を見せ付ける。結局後半は2本ずつトライを追加、最終スコア43-19で見事1stフェーズのリベンジ成功。いよいよJr選手権5連覇に王手をかけて、関東学院と12/10対戦する。 |
(写真) このところアタック面での進境著しいNO.8有田幸平。ゲインを重ねチームに勢いを与える。 |
早稲田C 35-17 東海大C 【C戦写真館】 早稲田D 22-17 東海大D Jr選手権1stフェーズ第4戦、東海大を上井草に迎えての一戦は前半6分、スクラムから8-9でショートサイドを攻略、最後は復帰のルーキーWTB早田健二に繋いで右隅にトライ、幸先良く先制する。この後、自陣からでも果敢に攻める東海大に押し込まれるシーンが続くものの要所でターンオーバー、ゴールラインを割らせない。早稲田2つめのトライはそのターンオーバーから生まれる。前半24分、PR橋本樹が会心のオーバー、そこからペナルティを得て一気にゴール前まで攻め入ると左ラインアウトモールから右へ展開、裏へ出かけたCTB佐藤晴紀からタイミングよく走りこんできたFB松澤良祐へと繋がり右中間にトライ、前半を12-0で折り返す。後半は早稲田も流れに乗りかけたところでハンドリングエラーを続出。東海陣に居座るもののスコアなく、時間だけが過ぎていく展開。得点が動いたのは後半30分、右ラインアウトを起点に左へ展開、ループを織り交ぜたムーブからFB高津雄矢が抜け出すとそのまま快足を飛ばして独走トライ、19-0とリードを広げる。この後、36分、44分と近場のディフェンスが甘くなったところを突かれて東海に連続トライを献上するものの貯金が効いて19-14と辛くも勝利、3勝1敗として最終の関東学院Jr戦を迎える。 |
(写真) 先週の活躍から、Jr選手権デビューのルーキーCTB大島佐利。着実にステップアップしているプレーヤー |
三菱重工相模原グラウンドで行われた練習試合、序盤は両チームともに早いタイミングで吹かれる笛に戸惑いペースを掴めない展開。均衡が破れたのは前半25分、ラインアウトから近場をタテ、タテと崩されて相模原にインゴールを明け渡す。早稲田の反撃は36分、カウンターアタックからラックを挟んで左オープンへ展開、最後はCTB大島佐利が相手タックラーを振り切って同点のトライ(シニア昇格の大島は思い切りの良いランで再三ゲイン!)。更に43分にもペナルティから素早く仕掛けて最後はCTB井上隼一が裏に抜けて勝ち越しトライ。明治B戦の敗戦から1週間、Cチームで安定した活躍を見せていたCTBコンビが昇格、即結果を出してチームに勢いを与えて前半を折り返す。後半、開始早々2分に同点トライを許すも、7分この日苦戦を強いられていたモールでFW陣が奮起、ラインアウトモールを押し込みすかさず勝ち越しに成功する。更に15分にもモールを起点に最後は密集サイドをCTB大島佐利が潜り込んで追加点、20-10とリードを広げる。23分にモールでお返しされ点差を詰められるものの後半はテンポ良くボールを散らし、BKでゲインを切り始めた早稲田が後半25分過ぎから完全にゲームを支配。31分、左右に大きく振って最後は裏に抜け出たSO村田をPR鈴木崇大がサポートしてトライ。この後もBKで3連続トライ(巴山儀彦、佐藤晴紀、須藤明洋)と畳み掛けて、終わってみれば46-15で快勝した。 | (写真) ラン、パス、キックをバランスよく織り交ぜ攻撃を組み立てるルーキーSO村田賢史 |
早稲田C 26-10 明治大C
秋晴れの一日、強風の八幡山で行われたJr選手権第3戦明治大戦。風下に立った前半はその強風に苦しめられ、ラインアウトでノットストレートを連発。スクラムでも相手に押し込まれるなど起点を失った早稲田は自陣での戦い続く苦しい展開。ゲインを許しながらも最後の一線は越えさせない粘りを見せていたものの前半終了間際、執拗な明治のスクラム・モールでのプレッシャーの前にペナルティを連発、ついに39分認定トライを献上し前半を0-7で折り返す。後半に入ると劣勢のFW陣に追い討ちをかけるかのように6分にFL有田幸平がシンビン。12分、セットプレーに安定感を欠く早稲田は自陣深いところで得たペナルティから速攻を選択。しかしこれが裏目に出て明治にボールを奪われトライを与えリードを広げられる(0-14)。後半も中盤となると早稲田も反撃開始。しかしここでもペナルティからは速攻に終始、ラインアウト、スクラムを選択できない苦しい状況での戦いが続く。31分、ペナルティからSH茂木隼人が仕掛けゴール目前でラック、最後はFL有田幸平がラックサイドを突いてトライ、ようやく得点を記録する。この後、38分にモールからのトライで突き放されるも早稲田も43分、CTB安部智行-FL松田純平と繋いで14-19と点差を詰め寄る。この後も一気呵成に攻め立てるもWTB田中渉太へのラストパスがスローフォワードの判定(通っていれば同点トライに…)、そしてノーサイド。明治に完敗の早稲田にとっては改めてセットプレーの重要性を感じる一戦となった。 |
(写真) 攻守にわたって幅広い運動量、多くの局面に顔を出したFL松田純平 |
早稲田C 41-19 帝京大C【C戦写真館】 早稲田D 36-38 帝京大D【D戦写真館】 試合は開始数十秒、いきなりCTB須藤明洋が相手ディフェンスの裏に出ると最後はCTB佐藤晴紀に繋いで先制トライ(ジュニアのエース格、CTB須藤明洋はこの日も抜群のキレ味でした)。その後もSO南薗洋一の的確に相手のいないところを狙ったキックで陣地の奪い合いで優位に立ち、敵陣で試合を進める早稲田は23分、左ラインアウトから大きく右へ、出来たラックから今度は左へパススピードで相手を振り切り、LO寺廻健太が左隅にトライ、帝京を突き放しにかかる。この後も28分にCTB須藤明洋(独走トライ)、31分にSO南薗洋一(FL松田純平へラストパス)と面白いように一次攻撃から相手ディフェンスラインを突破、トライを重ね前半を26-0で折り返す。後半に入っても相手陣で試合を進める早稲田は4分、左ラインアウトを起点に右オープンに素晴らしいスピードでのラインアタック、最後はWTB谷口拓郎が飛び込んでトライ、この後も手薄になった相手ラックサイドをSH茂木隼人を中心にひっかきまわして、9分FB田邊秀樹が見事なステップワークで抜け出てトライ、更に18分に左ラインアウトから右にまわして最後はバックスリーでリズムよく紡いだボールをWTB若野祥大がインゴールへと運ぶと、35分には積極的にゲームを組み立てるSH茂木隼人の突破から最後はFB田邊秀樹と後半も4トライを追加、終了間際の帝京の猛攻を(ペナルティは多かったものの)何とか凌ぎきり零封、終始敵陣で試合を進める戦いぶりで48-0で快勝した。 |
(写真) ブラインドサイドから顔を出しては面白いように相手ディフェンスを切り裂きまくったWTB谷口拓郎 |
早稲田C 69-22 法政大C【C戦写真館】 早稲田D 34-12 法政大D【D戦写真館】 SO細川明彦のキックオフで試合開始、いきなりキックオフボールをWTB巴山儀彦がキャッチ、そのまま敵陣深く攻め入ると、6分右ラインアウトモールから早稲田FW陣が一気に押し込んで先制トライ。しかしこの後、キックで思うようにタッチを切れず自陣を脱する術を失うと18分にBKのライン攻撃から同点トライを奪われる。直後のキックオフ、相手にプレッシャーをかけてマイボールとすると法政のペナルティから速攻を仕掛けてSH三井大祐-CTB須藤明洋であっさりと勝ち越し(21分)。しかし、この直後のキックオフから法政に一気に攻められトライを奪われまたも同点(23分:10-10)と落ち着かないゲーム展開。28分に自陣ゴール前でペナルティを犯して、相手にPGを狙われるもここは相手のミスキックに助けられ、ピンチを脱すると34分、またもペナルティからの速攻からSH三井大祐-WTB田中渉太で勝ち越しトライ。更に37分にもスクラムを起点に連続攻撃。左へ右へと揺さぶって最後はFB田邊秀樹が低い姿勢で相手ディフェンスを振り切ってトライ、前半を22-10で折り返す。後半に入るとSO村田賢史、FB田邊秀樹のロングキックで相手を背走させて敵陣深く攻め込むものの反面、要所でキックミスも折り重なり不安定なゲーム展開。それでも、後半12分にゴール前ペナルティからまたも速攻、SH三井大祐-PR橋本樹でトライ(SH三井大祐のペナルティから仕掛ける意識の高さがキラリ!)、30分にFB田邊秀樹のカウンターを起点にワイドに振って最後はCTB須藤明洋がダメ押しトライと2トライを追加、34-10でJr選手権5連覇に向けてまずは初戦をものにした。 |
(写真) 前半37分、流れるような連続攻撃から最後はFB田邊秀樹が豪快にダイビングトライ |
早稲田DE 41-19 防衛大【DE戦写真館】 序盤キックで思うように陣地を進められない早稲田は前半11分に密集サイドを破られ先制を許す。それでも次第に相手のペナルティなどで敵陣へ攻め込むと17分、SO南薗洋一がタテへ切り込んで同点のトライ(ゴール成功で逆転)、更に30分相手キッカーに対するFL中島京の素晴らしいプレッシャーから相手ミスキックを誘うと右へ大きく展開、最後はWTB高木亮太がトライをあげて結局前半を14-5で折り返す。後半に入ると10分右ラインアウトをクリーンキャッチすると左へ展開、CTB大島佐利が抜け出して独走トライをあげて埼玉工大を突き放す。しかしスクラムで相手に主導権を握られ苦しい早稲田は18分、これまで2人、3人がかりのタックルで前進を許さなかった埼玉工大外国人パワーについにトライを献上、34分にもラックサイドを切り裂かれて21-17と詰め寄られるもののここまで。猛暑が帰って来た中での消耗戦を辛くも制した。続いて行われた防衛大との一戦は前半途中からペースを掴んだ早稲田がハイテンポでボールを散らして一気に4トライ、前半を22-0で折り返す。後半に入るとキック処理のもたつきから、キックチャージからともったいない形でトライを次々に献上し、一時は22-19と詰め寄られるものの22分過ぎから再び3トライをたたみかけ終わってみれば41-19で快勝した。 |
(写真) 前半、再三のビッグゲインでチャンスを作ったWTB中村浩太郎 |
グラウンド周囲を取り巻く幾重ものファンが見守る中、春のリベンジを果たすべく臨んだ夏関東学院戦。開始から関東学院陣深く攻め込んだ早稲田はゴール前ラインアウトをペナルティの度に選択、モールに拘るも最後はノット5mでチャンスを逸する。互いにペナルティを重ね、敵陣・自陣を行ったりきたりの展開の中、先制は早稲田。13分ペナルティからSH矢富勇毅が仕掛けるとFL豊田将万-WTB早田健二と繋いで最後はSH矢富勇毅がボールをもらって右中間へと滑り込む。この後も互いに堅い防御で相手にチャンスらしいチャンスを作らせず、時間だけが進んでいく。膠着状態となった試合の次の得点は早稲田。前半終了間際の40分、中央15mの地点で得たペナルティをFB五郎丸歩が難なく決めて10-0とリードを広げ前半を折り返す。後半、早稲田のペナルティが重なったところで8分、19分とシンビンでNO.8林徹、LO後藤彰友と続けて失うと、10分に関東学院にトライを許し、10-5と点差を詰められる。それでも苦しい時間帯をSO曽我部佳憲のスーパータッチキックで陣地を盛り返し流れを引き戻すと後半20分過ぎからは関東学院のペナルティも重なり、早稲田が攻め続ける。そして31分、ラインアウトモールからブラインドサイドを突いたSH矢富勇毅がそのまま相手防御を寄せ付けずに左隅にトライ、勝負を決定付けた。OB集合日、直前の決意表明でOBにファンに東条主将が誓った「今日負けたらこの先はない」…悲壮なまでの決意から約2時間半後、「この先」が拓けた歓喜のノーサイドの笛が菅平の風に乗った。 | (写真) 前半13分、仕掛けて仕留めて先制トライはSH矢富勇毅のスピードから。この日2トライ。 |
Aチーム勝利の余韻も覚めやらぬ開始1分、左ラックから右へ展開するとCTB須藤明洋が鋭くタテ突破、最後は相手ディフェンスを一身に引き付けて、フリーのWTB三原拓郎へラストパス。その三原が快足を飛ばして右隅に飛び込み先制する。それでも14分、38分と相手SHの巧みなランニングに防御を崩されてトライを献上、逆転を許す。早稲田も前半終了間際の43分、ゴール前ペナルティから素早く仕掛けるとラックから早稲田らしい球出しでCTB佐藤晴紀が左中間にトライ、14-14の同点に追いつき前半を折り返す。後半に入ると一進一退の攻防。WTB三原拓郎のビッグゲインなどでチャンスを掴むも攻めきれず、逆に34分SO村田賢史のその三原へのロングパスを相手WTBにインターセプトされて独走トライを献上、14-21とされる。それでも早稲田は直後のキックオフをWTB巴山儀彦の強烈なプレッシャーからマイボールとすると、そこから繋いで得たペナルティからFL有田幸平が弾丸のように仕掛けてそのままトライ、19-21と詰め寄る。決まれば同点というコンバージョン、FB田邊秀樹の左足から放たれたキックは惜しくも右にそれて、結局この後そのままノーサイドの笛を迎えた。 | (写真) 前半、相手ディフェンスを弾き飛ばしてインゴールへと迫るPR山下達也 |
先制は早稲田。4分相手ゴール前ラインアウトからモールを押し込み最後はSH三井大祐がブラインドサイドを攻略して左隅にトライをあげる。12分に同点とされるも前半15分過ぎからBK陣が自在にボールを動かし、早稲田らしいテンポのある攻撃を仕掛けられるようになると、23分スクラムからの8単(NO.8伊藤和久)を起点に逆目に振って、WTB田中渉太がトライ、波に乗ったWTB田中は27分にも相手ディフェンス裏へのキックに反応、素晴らしいスピードで相手をぶっち切って独走トライ、後半4分にも(前半のビデオテープを見るかのような)8単からの素晴らしい仕掛けで相手防御を崩して最後はWTB田中と3連続トライ、関東学院を突き放しにかかると、後半8分にはCTB井上隼一が相手タックルを外してダメ押しトライで29-5。この後関東学院にゴール前まで攻め込まれ、守勢に回るものの最後の一線は超えさせずに後半は相手を無得点に抑える。結局BKで5トライ、早稲田らしくスピードに乗ったラインアタックが印象的な快勝劇だった。 | (写真) 後半8分、タックルを外してポスト真下へダメ押しのトライをあげるCTB井上隼一 |
春ドローに終わったこの対戦、先手を取ったのは早稲田。前半15分、前週の部内マッチでも威力を発揮したDチームFW陣のラインアウトモールからインゴールを陥れると26分にも相手ハイパントのこぼれ球を拾ったSH伊勢昌幸人から大きく展開すると最後はWTB高木亮太が相手WTBをハンドオフ一発で突き放して独走トライ12-0とリードを奪う。しかし30分を過ぎると一転関東の猛攻を受ける展開、34分、38分と連続してトライを奪われるとロスタイムにもPGで得点を与えてしまい12-15と逆転されて前半を折り返す。後半も開始から早稲田、6分関東が自陣深いところから展開してきたところをCTB田中勝悟が好タックル、一気に押し返して相手をインゴールまで戻し、こぼれたボールをWTB高木亮太が抑えて再び逆転、更に21分ラインアウトモールを押し込み24-15とリードを広げる。しかし後半も30分を過ぎると再び関東の時間帯。前半のリプレーを見るかのような展開から31分、37分と連続トライを献上、勝負所の時間帯を凌ぎきることができず、24-29で惜敗した。 | (写真) 左手のハンドオフで局面を打開するWTB高木亮太、この日2トライの活躍 |
夏合宿最初の試合は部内マッチ。試合は序盤からスクラムでプレッシャーをかけたCチームが敵陣で優位に試合を進める。8分、ラックでLO奥野耕輔がターンオーバーそのボールを繋ぐと最後はSO井上隼一が得意のカットインを見せて左中間に先制トライ(同じような形で26分にも連続トライ)。この後DチームもCTB常藤健の好タックルなどで徐々に試合の流れを引き戻すと、34分ゴール前ラインアウトから一気にモールを押し込み点差を詰める。それでも36分、38分とDチームはミスから連続トライ(LO清水直志、FB古屋翔平)を奪われ前半を24-7、Cチームリードで折り返す。後半に入ると密集近辺でペナルティを繰り返し(一時、シンビンもあり)リズムを失ったCチームに対して、ゴール前ラインアウトモールという絶対的なオプションを持ったDチームが猛反撃。モールからLO小塩康祐が連続トライを上げて24-17と詰め寄る。この後もゴール前ラインアウトモールから攻め立てたDチームであったが勢いがつきすぎてオブストラクションを取られるなど、詰め切れず逆にCチームにターンオーバーからダメ押しトライを奪われ万事休す。Cチームが上位チームの貫禄を見せ付けて勝利を収めた。 | (写真) 約1年ぶりの実戦復帰、フィジカル面で強くなって帰って来た事を見せつけたCのWTB田中渉太 |
Bチーム快勝の余勢を駆って立ち上がりから勢いに乗るワセダは1分スクラムから右に左に振って最後はCTB大島佐利が腰の強いランで走り抜けて左中間に先制トライ、この日初めて先手を取ると10分にもスクラムから右へ左へと振って、最後はSO井上隼一の絶妙のオフロードパスを受けたWTB中村浩太郎が中央にまわりこんでトライ、14分にターンオーバーから数的不利の局面を招き、トライを返されるも、26分スクラムでプレッシャをかけて相手オフサイドを誘うと、ラインアウトモールを一気に押し込みトライ。FW・BKがそれぞれに持ち味を発揮して前半を19-14で折り返す。後半、ワセダはディフェンスが積極的に前に出て、相手のペナルティ、そして密集でのターンオーバーと相手に攻撃権を与えないものの、ワセダも同じような形でチャンスを潰す。勝負をわけたのはやはりスクラム。後半30分過ぎから組まれた相手スクラムに何度もプレッシャーをかけると、36分相手ゴール前で得たマイボールスクラム(PR山下高は組む前からものすごい気迫!その山下高が前に出て相手FWの自由を奪う…)からSO井上隼一が仕掛けてポスト真下に勝利を決定付けるダイビングトライ。FW陣の頑張りにルーキー司令塔が応えて26-14で接戦をものにした。 | (写真) Bチーム勝利の勢いそのままに、前半1分CTB大島佐利が抜け出しいきなりの先制トライ |
前半立ち上がりはタックルが軽くディフェンス網を簡単に破られ、5分、9分、28分と3連続トライを献上、いきなり19点のビハインドを背負う。攻めてもノックオンを多発、なかなかリズムに乗れない展開ながらもようやく38分、ラインアウトモールからトライを返し(7-19)ワンチャンスをものにすると、後半立ち上がりから反撃開始。2分、ラインアウトモールを一気に電車道でインゴールまで押し込み弾みをつけると、後半から入ったSO村田賢史が試合の流れを呼び込むスーパーキックを連発。相手陣深くまで一気に攻め込むと、8分ゴール前ペナルティから素早く仕掛けて最後はそのSO村田がトライ、ゴール(田邊)も決まって同点とすると、23分ゴール前ラックからFL松田純平をLO前田吉寛が後ろから押し込み勝ち越しトライ、勢いに乗ったワセダはこの後眠っていたスターバックス予備軍が大爆発。27分、ラインアウトを起点にグラウンドいっぱいに使った展開からFB田邊秀樹が相手タックルをかわしてトライ、34分SO村田のビッグゲインから最後はNO.8小峰徹也-CTB長尾岳人と繋いでトライ、37分ターンオーバーからWTB松澤良祐が相手との1対1を巧みなチェンジオブペースで振り切ってダメ押しのトライ、終わってみれば前半終了間際のトライから数えて7連続トライの猛攻、45-19で快勝した。 | (写真) 後半34分、相手タックルをかわして中央にダメ押しトライをあげるCTB長尾岳人 |
前半は関東ペース、近場のタックルの甘くなったを突かれて19分、30分とトライを献上、早稲田も28分にFW、FWで近場を突き最後はHO堀内哲をFW陣が後押ししてインゴールになだれ込みトライ、前半はこの1トライのみで5-14で折り返す。後半、一列を2人変えたスクラムが優位に立ち始め、(ラインアウトが壊滅状態の中)ようやく活路を見出した早稲田は14分、スクラムからNO.8伊藤和久の力強い8単、更に順目に攻めてSO菊地悠介が右隅にトライ、更に10-24で迎えた26分にもスクラムからの8-9でSH藤森啓介がスペースを駆け抜けると最後はWTB高木亮太が右隅にトライ、2つのトライの起点となり、勢いに乗ったスクラムが相手ボールさえも制圧し始めると流れは完全に早稲田。34分、CTB岡上馨の会心のターンオーバーを起点に相手ペナルティを誘発すると、ラインアウトモールを一気に押し込みトライ、ゴールも早稲田ジュニアのスーパーブーツWTB高木亮太が冷静に決めてついに同点。この後も掛井雄馬と藤森啓介のダブルハーフで、更に攻撃のテンポをあげ、猛攻を仕掛け関東をゴール前に釘付けにしたもののインゴールまでわずかに届かず。終盤一気呵成に攻め続けて掴み取った執念のドローであり、終了間際手に届きかけた勝利がスルリとこぼれた無念のドロー…。白黒つかずも、何より気持ちのこもった素晴らしいゲームだった。 | (写真) 同点に追いついた後は怒涛の攻めを見せたDチーム。グイグイ前に出たLO河邑陽介らFW陣 |
試合開始とともに強く降り始めた雨の中で行われた(あまりの暗さに3時にして照明も…)この時期恒例(?)のEvsワセダクラブの一戦は、開始からEが相手陣ゴール前で猛攻を仕掛けるもここで得点を奪えず終わると、スクラム・ラインアウトの安定感で優位に立ったワセダクラブが次第にペースを握る。前半、助っ人で入ったSO久木元コーチの現役時代を彷彿とさせるディフェンスライン裏へのパント→自ら抑えてトライ×2で先手を奪われると、後半も大外展開から…、モールから…とワセダクラブに圧倒されてトライを献上、アタックでも単発でBK陣が何度かゲインを切るものの後が続かず、無得点に終わる完敗。来週の関東学院4連戦のメンバー入りに向けての絶好のアピールの場であったが、ワセダクラブの”大人”の安定感の前に、何もできずに終わってしまった。 | (写真) 走るたびに水しぶきが高く舞う悪天候の中、若いEチームと早大OBを数多く揃えるワセダクラブの”師弟対決” |
雨の上井草で行われた1年早慶戦、両校それぞれ花道を作って1年チームを送り出すなど気合十分。試合は雨の悪条件も重なり、キック中心で試合が進む静かな立ち上がり。序盤こそ早稲田が慶応陣に入り込むものの、ラインアウトをことごとく確保失敗、終始押され気味のスクラムも重なって、次第に自陣で戦う時間が長くなると23分慶応FWにラックからサイドを突かれトライを献上、この後早稲田もWTB早田健二の力強い突進などで見せ場を作るものの得点のないまま、0-5で前半を折り返す。後半、1分慶応ゴール前スクラムからSO村田賢史が突破、最後はLO清水直志がラックサイドを飛び込みトライ、ゴールも決まって7-5と逆転に成功する。27分、慶応FWに再びモールを押し込まれ一旦は逆転を許すものの34分、WTB大島佐利のカウンターを起点に左へ大きく展開。WTB早田健二のゲインから最後はサポートしたCTB井上隼一が同点のトライ(ゴール失敗)、能力あるBK陣が一発のプレーで、試合を振り出しに戻す。この後、終了間際に慶応FWに三度、ゴール前に押し寄せられるも、早稲田FWがここは耐えに耐えて渾身のターンオーバー、結局このまま12-12で引き分けた。 | (写真) 慶応ディフェンスの裏に抜け出るCTB井上隼一。後半には貴重な同点トライも記録。 |
早稲田大D 39-33 立正大C 【D戦写真館】 早稲田大C 65-12 立正大B 【C戦写真館】 リーグ戦一部の立正大を迎えての3連戦、相手Aチームと対戦した早稲田Bは開始2分、ゴール前ラインアウトモールを一気に押し込み最後はFL槻木亮太が抑えて先制トライ、しかしこの後、セットプレーが安定しない早稲田はどこかよそ行きのラグビー。それでも11分には自陣ターンオーバーから一気に大外展開、WTB三原拓郎らで繋いだボールを最後はSH櫻井朋広がインゴールへ。17分に立正に1トライを返されるものの22分左ラインアウトモールから一転大きく右へ展開、早いパス回しから最後はWTB菅野朋幸がトライ、更に34分にも啓光ルーキーコンビSO村田賢史-FB田邊秀樹と繋いでトライ、セットは安定しないものの随所に個人スキルの高さを見せつけて、前半を26-5で折り返す。後半も早稲田らしく機先を制する。1分、CTB陣(伊崎翼、谷口拓郎)が繋いで一気にゴール前へ迫ると、右展開から最後はWTB菅野がトライ。続く4分今度は役者が逆となり、WTB菅野が右サイドを切り裂いてビッグゲイン、左展開から伊崎翼-谷口拓郎でフィニッシュ・u栫Bスターバックス予備軍が縦横無尽に駆け回ってリードを広げる。この後立正の外国人選手を中心とした力強いタテへの動きに2トライを献上するものの34分、スクラムから左展開、CTB谷口拓郎が力強くタテに割って入ってトライ、47-17で勝利した。この試合の前に行われた早稲田D-立正Cの一戦は右サイドを完全支配したWTB高木亮太の3トライなどで常に先手を奪った早稲田Dが立正のFW戦による反撃を抑えて逃げ切り、39-33で勝利、また早稲田C-立正Bの一戦は前半にWTB大野雄也の2トライなどで22-5と主導権を握った早稲田が、後半20分過ぎから怒涛のアタック。面白いようにパスが繋がり、接点も完全に制圧してCTB光澤翼の2トライを含む5連続トライ、結局65-12で圧勝した。 |
(写真) 別次元のキレキレのラン、教育実習から帰って来たWTB菅野朋幸が自慢の快足を見せつけ、2トライの活躍 |
早稲田大E 52-12 成城大【E戦写真館】 上井草に社会人トップイースト10の三菱重工相模原を招いての一戦、先制は早稲田。0分、開始から右へ左へとワイドに振って最後はWTB巴山儀彦が左隅に飛び込むノーホイッスルトライ。更に12分、FB五郎丸歩が相手タックルを寄せ付けない懐の広さを見せて右隅にトライ、リードを広げる。この後は相手外国人選手を前面に出した社会人のコンタクトの強さに苦戦、自陣に押し込まれる時間帯が続くと、32分密集サイドを押し込まれてトライを奪われる。それでも早稲田は直後のキックオフをWTB巴山らのラッシュで奪い返すとSO曽我部佳憲が相手ディフェンスのギャップを見逃さずにタテへ切り込んでトライ、前半を19-7で折り返す。後半も序盤は一進一退の攻防、21分左ラインアウトからバックスリーで繋いで最後はWTB早田健二が右隅にトライ、これでペースを取り戻した早稲田は32分、ラインアウトモールを押し込みトライ、更に36分、45分とWTB早田健二、CTB佐藤晴紀と立て続けにインゴールに飛び込んでダメ押し、45-14で昨年に続き三菱重工相模原に快勝した。 また、この試合の前に行われた早稲田Eと成城大との一戦は序盤に連続トライを献上するも、前半にFB今福達也、WTB二ノ坂悟志、SH藤森啓介の3連続トライで19-12と逆転に成功、後半は一方的な早稲田ペース、5本のトライを重ねて52-12で圧勝した。 |
(写真) 前半 35分、早稲田の先輩・佐藤喬輔をかわして裏に抜け出たSO曽我部佳憲がポスト真下にトライをあげる |
早稲田大B 22-29 明治大B 【B戦写真館】 早稲田大C 31-12 明治大C 【C戦写真館】 早慶明のプライドを賭けた毎年恒例の1年生同士の対抗戦、早稲田にとっての初戦、明治戦が敵地・八幡山Gで行われた。太陽の照りつける中、序盤は明治ペース。1分、早稲田のタックルが甘くなったところをタテ続けにリターンパスでブレイク、先制トライを奪われる。この後もスクラムで大苦戦を強いられ、ラインアウトともにセットが安定しない苦しい展開。そんな厳しい状況下でも明治の追加点を35分のトライのみに抑えるといよいよ早稲田が反撃開始。前半終了間際の37分、40分とそれぞれSO村田賢史、CTB井上隼一が独走して連続トライ、10-14と点差を詰めて前半を折り返す。前半の最後の勢いそのままに後半に入ると、一気にワセダペースへ。1分、SO村田の素晴らしいタッチキックで敵陣ゴール前5mまで攻め入るとラインアウト→モールであっさりと逆転に成功する。更に5分、自陣ゴール前からFB田邊秀樹、WTB大島佐利のスーパーランで追加点をあげるなど明治を突き放しにかかる。このあとも流れを掴んだワセダは15分、20分に連続トライを追加、守ってもゲームキャプテンSH櫻井朋広の素晴らしいタックルなどで1年明治を後半は完封して、34-14。この戦いはこれで諸岡組から6連勝となった。また続いて行われたBマッチ。前半は双方1トライで、5-7で折り返すと後半、ワセダが5分に復帰のLO後藤彰友の独走トライで逆転に成功する、しかし明治に14分から3連続トライを献上すると、後半の猛追(31分、41分のトライ)及ばず22-29で敗戦を喫した。Cマッチも前半は14-12と僅差の折り返し、急に雨が降り始めた後半にNO.8有田幸平らの3連続トライを追加し、31-12で勝利した。 |
(写真) 前半37分、SO村田賢史がワセダにとっての初トライを独走で決める。 |
早稲田大C 27-14 慶応義塾大C 【C戦写真館】 早稲田大D 43-12 白鴎大 【D戦写真館】 1日降り続いた雨の中、慶応義塾大・白鴎大を迎えて春オープン戦が開幕。早慶Bマッチとなった第一試合は前半1分のCTB須藤明洋の先制トライで猛攻の口火を切ると、7分にもモールで相手に圧力をかけ最後はFL上田一貴が飛び込んで追加点。ここからはルーキーFB早田健二の時間。19分、35分と連続トライをあげると、ハーフタイムを挟んで更に後半14分、18分と4連続トライ。シャープな走りに加えて、接点でもしぶとく前に出れる強さを見せ、いきなり翌日(同志社戦)のアカクロ切符を手にする大活躍。悪コンディションの中、セットの不安定、ハンドリングの乱れはあったものの、この後も全く危なげない試合運び(唯一の失トライはキックボールの処理連携ミスから)を見せる。ダメ押しはこちらもルーキーSO村田賢史の個人技。36分、自らの判断良い突破でCTB伊崎翼のトライをアシストすると、38分には自らトライと勝利に貢献、52-7で大勝した。第二試合はFB大野雄也の2トライなどで先行した早稲田Cが、後半23分に一時一点差に詰め寄られるものの、25分、36分とLO奥野耕輔、WTB三原拓郎のトライで突き放し27-14で慶応Cに勝利。第三試合はスクラムで終始圧倒の早稲田DがSO井上隼一の積極的なゲームメイクに引っ張られて前後半あわせて7トライ。相手外国人選手に対しても粘り強く食らい突いて相手にラグビーをさせず、後半ペナルティ連発に課題を残したものの43-12で勝利した。 |
(写真) 4トライと大爆発のルーキーFB早田健二。タックルされてもなお前に出る意識の高さも光った。 |
13時からシニアはサブグラウンドで練習を行いました。タックルダミー、コンタクトスーツを使ってのコンタクト中心のメニューでした。緩いプレーには「(九州電力は)こんなもんじゃねーぞ!!」と激しい声が出ていました。サブグラウンド全面を使ってのディフェンス練習では曽我部選手が外側までしっかり走ってヒット、こういうシーンが最近増えてきたように思います。FWとBKで分かれての練習では、FW陣がラインアウトモール、BK陣は山本コーチ指導のもと、タックルに入るコース取りを体に覚えこませていました。勿論シニアだけでなくジュニアも来季へ向けて基本スキルの習得をしっかりとこなしていました。メイングラウンドの片隅で、バックロー陣はブレイクダウンのところを羽生コーチに、若手BK陣は1対1のディフェンスの動き方を山本コーチに叩き込まれていました。約2時間の全体練習終了後は、個人練習。曽我部選手、関選手の居残りのタックル練習が中竹監督の直接指導のもと行われていました。FW陣は塚田分析担当のメモに基づきBチームが九州電力ラインアウトの動きを習得、分析する方も大変ですが、試合毎に変わる相手のラインアウトパターンを次々に再現していくBチームFW陣も大変です。
日本選手権までいよいよ1週間を切りました。
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(写真) ディフェンスからターンオーバー、攻勢に転じるAチーム。中央は五郎丸歩。 |
上井草12時。BK陣/FW陣にわかれて練習開始。BK陣はサブグラウンドでタッチフット、体を温めながらも笑いが絶えない明るい感じでした。12時半からはポジション別練習、バックロー陣はメイングラウンドでブレイクダウンの部分を重点的に練習。羽生コーチ、中竹監督が時折個々にアドバイスを送っていました。トレーニングルームでは首藤選手が一点に前を見据えてバーベル上げ、力強い視線が印象に残りました。ワセダ、再始動の鼓動しっかりと感じました。
秩父宮14時。全国大学オールスターゲームに早稲田から出場の8選手は全員スタメンでした。試合開始から畠山選手、種本選手らがゲインして見せ場を作ります。先制トライも畠山選手、5分矢富選手からのパスを受けて相手をひきずりながらインゴールに叩きつけました。続く2トライ目は、今村選手。14分相手を一人かわすと一気に加速、インゴールへと駆け抜けます。その後も着々とトライを重ねる東軍、31分にも今村選手が独走、インゴールへ悠々と辿り付きますが、後ろから猛追してきた曽我部選手がパスを要求(!)、インゴールでボールが手渡されトライとなりました(笑)。後半は権丈選手、曽我部選手、今村選手を除いてお役御免。権丈選手はスターが揃うメンバーの中でも臆せずよく声が出ていて頼もしい限りでした。(特に「エモシ!エモシ!」とコンビを組む大東大・カウヘンガ選手を巧くリードしていました。)後半ロスタイムには、FW陣のビッグゲインで慶応大・山田選手が独走、ここも曽我部選手が後ろから追いかけ、またもインゴールでボールを譲り受けて(笑)この日2トライ目を上げました。(コンバージョンの為に追ってきただけだったのですが、山田選手が先輩を立ててくれたようで、2度目のごっつあんにさすがに曽我部選手も照れながら山田選手を小突いてました…笑。これも曽我部選手のキャラクターがなせる業ですね!)結局試合は72-5で東軍の快勝。早大選手の活躍もありましたが一番印象に残ったのは関東学院大・竹山選手と慶応大・青貫選手の両FLの激しいタックル、タックル、またタックル…ヒットの激しさ、パックの硬さ、素晴らしいパフォーマンスだったと思います。
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(写真) ポジション別練習、バックスリーは1対1の抜き合い。菅野朋幸(左)vs佐藤晴紀(右) |
12時4分、BC内ゲバで上井草の総決算となる1日がスタートしました。CチームのFW陣は迷いなくよく前に出て、ラインアウトモールから3トライをあげれば(接点でも激しくファイト)、Cの司令塔SO細川明彦選手はライン裏への絶妙なキック(自ら抑えてトライ!)に、超ロングキックパス(WTB大野選手がダイレクトでキャッチしてトライ!)、何度もその右足からチャンスを作り出しました。攻守にそれぞれが持ち味を発揮して個々で上回るBチームを圧倒、34-21で見事勝利しました。ラグビーは個々の力じゃない…、このところのキーワードとなっている”まとまり”の大切さを見事に証明したCチームの戦いぶり、立派でした。 ゲバでのBC両チームの熱い魂は14時7分、東条主将の笛で開始された練習でAチームへと受け渡されました。いつものようにゆるやかなボール回しから始まり、ストレッチを挟んでここからギアチェンジ、早く長いパスがグラウンドの左へ右へと次々と運ばれていきました(試合に出られない4年生がしっかりと盛り立てていました)。約50分の最終調整の締めは関東学院のジャージを着せたダミーへのタックルの儀式。全部員の声援の中、22人がマリンブルーと濃紺のジャージに突き刺さっていきました。その後はFW、BKに分かれてそれぞれに最終調整、FWはいつものようにBチームを仮想カントーに見立てて相手ラインアウトのサインを体に覚えこませるよう入念にチェックしていました。15時28分、全部員が再びグラウンド中央に集合し、大きな輪を作り1番瀧澤直選手から順に決意表明。「体を張ってきます!」「圧倒します!」「出られない部員の分も…」「東条雄介の荒ぶるを歌いたい!」…22人の声が熱を帯び、その熱が全部員に届く…濃密な30分の決意表明を終えて、最後は部歌「北風」を全員で歌い、上井草の最後の1日が終了しました。東条雄介主将は上井草のグラウンドを出る際にいつも以上に深々とそして長くグラウンドに一礼していました。「やり残したことはないですよ!」と顔を上げた東条主将の顔はこの日の空のように澄み切っていました。1年前の佐々木隆道主将も決戦前日、全く同じ顔をして引き上げてきました。ワセダ、荒ぶるへ!! |
(写真) カントーのジャージを着せたダミーにタックルする恒例の儀式。ハードタックラーHO種本直人が22人の先陣を切って突き刺さる。 |
雲ひとつない晴れ空も風の冷たい上井草、14時からシニアチームの練習が行われました。サブグラウンドでアップを兼ねてのタッチフット、とにかく明るく賑やかな声がグラウンドに響いていました。30分ほど体をならした後、FW・BKに分かれて練習。BK陣はメイングランドに場所を移してBチーム相手にアタック練習。FW陣はサブグラウンドに残ってAチームがコンタクトスーツを着用してのガチンココンタクト。ラック周辺のディフェンスに広がる選手からは「キョーサン、キョーサン!」と声が上がり2日をしっかりとイメージできているようでした。練習の合間にチームトークでは4年生だけでなく、下級生の畠山選手、豊田選手らも積極的に声を出していて春からのチームとしての成長を感じました。15時からはFW・BKがメイングラウンドに集まってアタック&ディフェンス。今村選手の段違いのスピードに、このところ成長の跡を見せている権丈選手のタイミングの良い走りこみに、見守るファンから唸り声があがっていました。全体練習は16時前には終了、FW陣はその後ラインアウトの調整に時間を割いていました。準決勝まであと3日、自然体の上井草といった感じでした。 | (写真) FW陣はコンタクトスーツを着用してのABガチンコ勝負、攻守に充実のLO権丈太郎(上) |
快晴の上井草、選手権2回戦慶応義塾戦へ向けての試合前練習が行われました。14:15、キャプテンフラッグに全部員が集合、後藤彰友ゲームキャプテンが「やるかやられるか」と明日へ向けての決意を語り練習開始。見守る部員、特に4年生の笠原選手、細川選手が大きな声で出場メンバーを盛り上げ、この他にも自分と同じポジションの選手を応援する声が止みませんでした。更に今村選手の豪快なラン、曽我部選手→菅野選手のダイレクトキックパスが出ると、全部員から歓声があがっていました。ストレッチ中にも矢富選手、後藤選手、畠山選手と次々と気付いた点を皆の前で話し、ここ最近のキーワード「コミュニーケーション」が活発に取られていました。約40分の練習のシメはタイガージャージを着せたダミーへのタックル練習、22人が次々にタイガージャージを宙に舞わせて叩き付けていました。全体練習終了後はFW/BKに分かれての練習、いつものようにFW陣は相手を想定したラインアウトをBチームに手伝ってもらい、シュミレーションしていました。練習開始から2時間、陽も西に傾き殆どの選手が引き上げた中、メイングラウンドには二人の選手だけ残っていました。矢富選手は黙々とパスをネットに向かって投げ込み、曽我部選手は無人のグラウンドにキックを蹴ってはそのボールを拾いに行き、そしてまた蹴る…を繰り返していました。魅惑のHB団、才能と努力の結晶を明日秩父宮でファンにクリスマスプレゼントとして見せ付けてくれると思います。 |
(写真) ホットラインがついに復活。今季初公式戦となるWTB首藤甲子郎(右)とCTB今村雄太(左) |
練習試合の進行の遅れから14時20分、試合前練習開始。最初に出場選手による決意表明、それぞれの思いが言葉になって上井草の抜けるような青空に吸い込まれていきました(この日は『北風』は、なしです。)出場選手により、一つ一つのプレーを確認する形で試合前練習を消化(見守る全部員もトライの度、拍手を送ります。)時折出る軽いミスに対してはSH矢富勇毅選手が円陣でしっかりと引き締めていたのが印象的でした。22人全員が横一線となってボールを繋いでいくユニークな練習などもありましたが、ラストはやはり伝統の儀式!紫紺のジャージを着せたタックルダミーが登場すると見守る部員のテンションも最高潮に。1番から順に2人ずつ、担ぎ上げるような豪快なタックルあり、足元に突き刺さるような一撃必殺タックルあり、それぞれの思いをこめてダミーに突き刺さっていました。全体での練習はここまで(約1時間)、その先はFW、BKに分かれて練習。BK陣は軽いあわせと個々のプレーの確認程度で早々に終わりましたが、熱を帯びたのはFW陣。スクラムにはじまり、ラインアウト、モールと明日のカギを握るプレーを入念に40分ほどかけて最終チェックしていました。中でもラインアウトは近藤嵩選手が中心となったBチームが仮想メイジとなって動き、Aチームはその動きを体に覚えさせるように何度も確認していました。そしてグラウンドを最後に後にしたのはやはりSH陣。矢富選手、伊勢選手ともにネットに向かってパス練習を何度も繰り返し、2人がグラウンドを出るときには陽も傾き、暖かかった1日が冬の寒さを取り戻した時間でした。変な気負いもなく、かっていって緩みもなく、自然体で明日の大一番を迎えられそうです。 |
(写真) 伝統の儀式、紫紺のジャージを着せたダミーへのタックルに入るFB五郎丸歩 |
雨天という事もあって、体育館での開催でした。他の体育会各部も集まる中、ホームで燃えるラグビー部、この日も頑張って(?)いました。子供達がアトラクションで歓声をあげる傍ら、主力選手は清宮前監督とともにレスリング部とマットの上で意見交換会。そのうちにレスリング部員(日本チャンピオンの方らしいです…)からタックルのテクニックを学んでいました。違う競技とはいえ、相手を仰向けに倒すコツといったところは通じるものがあるんじゃないかと素人目に感じました。有田選手は、レスリング部との対戦でその意見交換会の成果を披露、120キロクラスの日本チャンピオンからタックルで1ポイントを奪っていました。そんな有田選手の奮闘も去ることながら、レスリング部との対戦でのMVPは、鈴木(峻)選手。姿を見かけたのが北風祭以来のような気もしますが(笑)、北風祭に続き、観衆の笑いと驚きを独り占めしていました(笑)。女子ラクロス部との対戦では、ラグビー部の運動神経の良さが随所で光っていました。谷口選手の芸術的なゴールは一生忘れないと思います(笑)。。。あとはなりふり構わぬ関選手の突進、更になりふり構わぬモール(なぜにラクロスでモール…??(^^;)と笑いもありで…。サッカー部との対戦でも五郎丸選手、曽我部選手をはじめ出場選手全員が試合でもプレースキックを蹴るような足技のスペシャリスト達が出場。曽我部選手のノールックパス、やはりファンタジスタでした(笑)。イベントの合間では即席サイン会、写真撮影ありで、選手の皆さん御疲れ様でした(ありがとうございました。)。最後に本日一番印象に残った事。DJ
OZMAダンサーズ(?)の皆さん、全くあんなに完璧な振り付けをあんなに多くの選手が身につける時間がどこにあるのでしょう…と問いたくなるくらい(笑)、見事なショータイムでした。高橋主務は、顔の表情からして完全になりきっていましたね(笑)。これからのシーズン「アゲアゲ」でいける事を願っています。。 |
(写真) レスリング部へ出稽古?日本チャンピオンの部員(右端)にタックルのコツを聞く清宮前監督(中央)、五郎丸選手(左端)ら |
12時からジュニア・コルツが、14時からシニアがサブグラウンドで練習を行いました(メイングラウンドは来週から使用です)。ジュニア・コルツはそれぞれ今田コーチ、矢野コーチと若いコーチ陣が練習を引っ張り、4年生もそれに負けじと声を張り上げていました。練習の最後の30分は、ポジション別練習、山本コーチを除くコーチ陣が全員集合という賑やかな顔ぶれの中、それぞれの専門スキルの習得に時間を割いていました。14時からのシニアの練習ではアップの段階から後藤彰友バイスキャプテンらが気を引き締めることに配慮していたのが印象的でした。全体での練習となった最初の30分はハンドダミー・コンタクトスーツをつけてコンタクト中心のメニュー。その後FW、BKに分かれて練習を行いました。FW陣はスクラム練習場で課題のスクラムをみっちりと時間をかけて練習、まだしっくりとは行っていないようでしたが、辛抱の時期、これを乗り越えて欲しいと思います(見学のファンも殆どがスクラム練習に見入っていました)。BK陣はラインディフェンスに時間を割いていました。再びFW・BK合流した後はサブグラウンド全面を使って防御側はハンドダミーを持ってのアタック&ディフェンス、シニアの1年生もすっかりとスピードに馴染んでいたところに成長を感じました。2時間の全体練習終了後は個人練習、曽我部選手・五郎丸選手が並んでプレースキック、陽が西に傾くまでボールを蹴り続けていました。 |
(写真) コンタクト練習、先陣を切って挑むSO曽我部佳憲選手 |
午前、午後と約2時間ずつの練習でした。午後いきなりの練習では、後藤コーチによるスイープ8連発。2人一組で次々とハンドダミーを持った選手をスイープしていきます。立ってスイープして、立ってスイープして…かなりキツイのに、8発目にぶち当たる壁は五郎丸・畠山コンビ(写真)。疲れた状態でぶち当たる壁に何人もの選手が弾き返されていました(^^;。続いてはレフリーをつけての試合形式の練習。プレーの起点こそ、監督の意向が都度反映されるものの一度プレーが始まってしまえば、もう試合同様に互いにトライを目指すガチンコ勝負。さすがにAチームが次々とトライを重ねていく展開となりました。そしてシニアの練習の締めは、再び後藤コーチによるタックル練習。ピッチ内に立つ10個前後のダミーに1分間ひたすら刺さりまくる…(3セット)。第一クール最後の練習に、取り組む選手達も段々とテンションが上がってきて、雄叫びが耐えない、何か戦国時代の戦を見ているかのような光景が繰り広げられました。練習が終わったあと、円陣で中竹監督が「この1週間、日本一の練習ができた」と満足げに部員に語りかけると、円陣からは勝ち鬨にも近い上がりました。関東戦まであと1週間、ワセダの日本一の練習は続きます。(またシニアが練習を終えてもコルツは楕円球を追いかけ続けていました。こちらも関東戦のメンバー入りへ挑戦は続きます。) |
(写真) タックルダミーをラックに見立ててその後ろに立つ選手をスイープする練習。ひたすら立ってスイープしての繰り返し。 |
部員の言葉を借りれば「あっという間だったス」という短いオフを終えて、セミの鳴く上井草に東条組が帰ってきました。とにかく「暑い」の一言で、昼間の時間を避けての練習にも関わらず、とっても暑い1日でした。FW陣、BK陣とわかれて外周走路で100m、200m、400mとそれぞれ何本もダッシュの繰り返し。いつもなら3列、2列の選手に遅れていくはずのPR陣が誰一人遅れることなく、頑張って付いていったのが印象的でした。約30分ほど外周走路で過ごした後は、オフ前のポジション別練習の延長のように各ポジション別に練習を行っていました(激しいコンタクトこそないももの各ポジションでボールを扱って練習していました)。4年生が各ポジションで引っ張っていてとてもいい雰囲気でした。余りの暑さに上半身裸の選手が多かったですが、締まった体が汗で光り、より逞しく映りました(中には「春から5キロ増えました」という4年生も…。)約2時間の練習、菅平を迎える準備、心身ともに出来ていると感じた夏の1日でした。それからこの日は朝8時からワセダクラブとタマリバクラブが合同練習もありました。現役部員がいて、OBがいて、上井草は同窓会のような懐かしい雰囲気に包まれていた事もあわせて伝えておきます。 | (写真) 全体練習消化後も羽生コーチと組んで意欲的に個人練習に臨んでいた有田幸平選手 |
春シーズン最終日、12時から約2時間練習を行いました。ポジション別練習(HB陣、TB陣)、スクラム練習(FW陣)、そしてピックアップメンバーによるコンタクト練習と分かれ、それぞれに最後の1日を激しく、そして時に楽しく(?)消化していました。ポジション毎に練習を打ち上げる円陣からは(喜びの)奇声あり、笑顔あり。そしてフロントロー陣の打ち上げはタッチフット。大柄な男達がサブグラウンドに全員入る訳ですから、「(グラウンド)狭くね?」の声多数、密度の高い中で行われたタッチフットは、タッチフットのあるべき姿とはまったく別の肉弾戦。タテ、タテ、タテ…とガットしながら進む様子に周囲で見守っていたBK陣から「これってタッチフット?(笑)」の声…。でもやっていくうちに熱くなってしまうのはワセダの血がなせる業でしょうか(笑)。全体練習が終わったグラウンドでは個人練習が続いていました。中でも1年生の姿が多く目立ち2時間近く個人練習をしている部員もいました。今日帰省する人、これから課外授業に出かける人、まだまだ試験が残っている人…いろんな人がいるそうです。何はともあれ、約2週間のオフ、しっかりとリフレッシュしてきて下さい!春シーズン、御疲れ様でした! | (写真) 反攻の夏、音速の翼が復調気配。力強く前に出る首藤甲子郎選手 |
降っていた雨が蒸し暑さを残した中、先週同様12時から練習を行いました。この日はコーチのいなかったスクラム練習場では、東条主将らを中心に密にコミュニケーションを取りながら練習を進めていました。大きな体のFW陣が狭いスクラム練習場に集まると熱気はムンムン、畠山選手も思わず「やせそう…(笑)」と…。サブグラウンドではSH陣が矢富選手を中心にポジション別練習、ゴールライン〜22mラインまでロングスロー、届かない選手がいると容赦ない(?)ヤジが飛んでいました…(^^;ピックアップメンバーは相変わらず激しいコンタクトトレーニングを消化、約1時間生タックルで、コンタクトスーツを着て汗を流すとその後は各ポジション別のトレーニングに移って行きました。(復帰の田中(渉)選手がキレの良い動きでディフェンスの間を切り裂くシーンも…)。この他にも体が一回り大きくなったナァ…と感じる選手、多数…。あと1週間、頑張って下さい! | (写真) 上井草の夏、故障していた選手も続々戦線復帰。平野選手(左)と田中(渉)選手も能力の高さを改めて見せ付けています。 |
梅雨の蒸し暑さの中、12時から約3時間みっちりと練習が行われました。FW陣が外周走(中島選手、笠原選手ら4年生FL陣が先頭集団を引っ張っていました)を行う中、サブグランドをBK陣(ポジション練習)、そしてサマーS組、ピックアップメンバーで分け合い練習を行いました。ご子息のラグビースクールで上井草に来ていた清宮前監督も直接指導を行う場面もあり、相変わらず短い言葉に説得力の詰まった”ビビッ”と来るアドバイスを送っていました。CTB陣はスイープの練習、横たわらせたタックルダミーをラックに見立ててそれを超えてディフェンス役のハンドダミーを持った選手にぶちあたる練習。ジャパン帰りの今村選手のぶちかましはハンドダミーを持った選手がお腹を押えてしまうほどの衝撃力、ただただビックリしました…。FW陣はスクラムとラインアウトにもみっちりと時間を割いて全員で練習。中でもラインアウトは4チームに分けてのチーム対抗戦の様相、本番さながらの緊張感の中、春の課題を克服しようとしていました(豊田選手の空中動作のしなやかさは相変わらずのタメ息ものです…)。全体練習終了後も個人練習に励む選手が多く、櫻井選手が一球一球集中してネットにパスを放り込めば(黙々と練習に打ち込む背中の雰囲気が後藤翔太選手と被りました)、大島選手、田邊選手らもダッシュを繰り返していました。北風祭が終わっても上井草の春シーズンはまだまだ続いています。 | (写真) ケタ違いの破壊力でスイープ練習のディフェンス役の選手を次々と弾き飛ばしていたジャパン帰りの今村雄太選手 |
春の暖かい…を通り越して暑ささえ感じさせる日差しの中、14時から全部員で練習を行いました。メイングラウンドでシニア、サブグラウンドでジュニアと分かれ、ジュニアの練習にはこの日グラウンドに訪れたOB江原和彦選手(三洋電機)も加わり、社会人の当たりの強さをジュニアの選手も実感できたようでした。更にジュニアは「当たる」「倒れる」「起き上がって走る」の繰り返しのハードメニュー、4年生の細川選手や笠原選手が声でメンバーを引っ張っていました。約2時間の練習を終えると、ポジション別練習へ。ここではもう一人OBとして来ていた辻選手(NEC)が大活躍。SH陣に22mラインからゴールラインまで山なりのパスを投げさせたり、雨の日を想定して水をかけたボールでパス練習をしたりと、パスのスペシャリストとして、後輩達に技を伝授。懇切丁寧な指導法にSHの一人は「(辻さんは)神様です!」と憧れを通り越した様子でした(^^;(この間、江原選手も3列陣にタックルからジャッカルへの一連の動きの身のこなしなどを教えていました)。16時45分頃から今度は東日本大学セブンズに向けた7人制の練習がスタート。メンバーはワクワク感たっぷりの構成で、5/6はワセダファン必見の一日となりそうです。 | (写真) 今週は辻(写真左)”道場”。実演を交えた丁寧な指導に清水(中央)、柿本(右)らSH陣は真剣な表情で話を聞き入る。 【写真館】 |
公式HPでは11時からとなっていましたが、10時から練習開始。ポジション毎に分かれて約2時間、汗を流していました。前日に入部式を終えたばかりの1年生も真新しいadidasジャージに身を包み、一生懸命先輩達の後を追っていました。セットプレーにおける「ワセダ」の動きを一つ一つ手取り、足取り先輩部員が1年生に伝授。(ラインアウトの)リフトにおける足の位置から、モールにおけるパックの姿勢、指導は細部にも及び、1年生も「ワセダ」の動きを必死で覚えようと頑張っていました (五郎丸選手も1年生にキックの仕方を個別指導していました。)。またこの日のグラウンドにはOBが多数集結、サントリーからは清宮監督、田原耕太郎選手。ヤマハからは堀川監督、大田尾選手、伊藤雄大選手。スクラムの臨時コーチに伊藤雄大選手、SH陣の指導に田原耕太郎選手がついていました。田原選手は自らお手本となって、捌き方を一つ一つ後輩達に教えていました。SH陣の中にはU19日本代表遠征から帰国したばかりの1年生桜井選手の姿もあり、(U19日本代表選手3名に与えられている)オフ返上で練習に参加していました。また、いきなりグラウンドに最後まで残って同期の1年生とパス練習をするなど意気込み十分でした。約2時間の練習を終えた部員達は午後から秩父宮に日韓戦観戦(矢富選手応援)へと移動しました。 | (写真) ”田原道場”となったSH陣のポジション別練習。田原”1日”コーチ(右から2人目)のパス捌きを見守るSH陣(右から桜井、掛井、茂木、藤森) |
肌寒さの戻ってきた上井草グラウンド(それでも羽生コーチは初めから半袖でしたが…(^^;)で14時からBK陣は外周走、FW陣はスクラムと練習が始まりました。その後、BK陣は少人数同士で狭いスペースを使ってのパス・ラン練習、そしてポジション練習を行いました。バックスリーはキックとキック処理の練習を行っていましたが、五郎丸選手のキック処理はさすがですね。単に取るだけでなく、次のプレーの動き出しを計算に入れているのが分かり、その一連の動きが実にスムーズです。FW陣はコンタクトスーツをつけて(時に生身で)ガツガツやっていました。中竹監督は殆どの時間をFW陣につきっきりで(BK陣は鈴木コーチ、久木元コーチ中心です)、時にプレーを止めて円陣を作ってチェックを入れていました。FW陣はコンタクト練習が終わるとフィットネスへ。外周走に姿勢台、懸垂とどんどん苦悶の表情へと変わっていきました…。特に姿勢台ではPR陣が石嶋・大江両コーチの愛情溢れる(?)”おもり”攻撃に悲鳴をあげていました…(^^;上級生の練習が終わると新人練習が始まります。(グラウンドを使う前に、新人はこれでもかとばかりに外周を走らされていますが…。)コンタクト練習を行った後、スクラム・ラインアウトもまじえながら、先週より実践的な練習を行っていました(スピーディなパス回しを見せつける選手、高速ステップを見せる選手…随所に高いスキルを見せていました)。素晴らしいプレーが飛び出すと、練習を終えグラウンドを囲む先輩部員達から「うまい!」の声が飛び出すなど、新しい仲間達の頑張りを温かい目で見守っていました。新人練習の最後はインターバル走、遅れだす仲間が出ると「○○、がんばれ!」と別の1年生が声をかける姿もありました。見るたび、仲良くなっている1年生同士…そんな中でも、何人かは振るいから落とされてしまう…その事実に何だか胸をしめつけられる思いですが、1年生にはラスト1週間、とにかく悔いなく自分をアピールして欲しいと思います。 | (写真) BK陣の外周走、茂木隼人、三井大祐(右)、清水智文(左)らSH陣が先頭集団を引っ張る。 |
快晴の横浜、横浜港を見下ろす高台の山手で行われた毎年恒例のYC&ACセブンズ。フレッシュなメンバーを揃えた早稲田は初戦で栗田工業と対戦。グラウンドを広く使った左右の揺さぶりから若野祥大が抜け出して先制と幸先よいスタートを切ったものの外国人選手を中心としたパワーで圧倒してくる相手に3連続トライを献上、前半を7-19で折り返す。この後、後半も攻め手を欠き、前に出れない苦しい展開となると逆に相手に2トライを許す。結局7-33の完敗でコンソレーション(敗者復活トーナメント)へ回る事となった。約1時間半の休憩を置いてのコンソレーション初戦は大東文化大。いきなり相手外国人選手の突進を受けてノーホイッスルトライを献上するなど序盤、連続トライを許し、0-12の苦しい立ち上がり。しかしこの後、ようやく眠っていたフレッシュワセダが目を覚ます。火付け役は大野雄也、右サイドを一人でゲインし相手の防御を崩すと、そこから大きく左へ展開、最後は若野祥大が独走して追撃のトライ。更に松田純平の好タックルからターンオーバー、再び大野雄也が前進して最後は安部智行がトライで同点とし前半を折り返す。後半も先にトライを奪われるものの三井大祐のキックを大野雄也らが懸命にチェイスして得たペナルティから速攻を仕掛けて田中勝悟が再び同点のトライ。相手の執拗な外国人でのアタックを松田純平を中心としたディフェンスで凌ぎきり、このままサドンデスへの延長と突入する。息詰まる熱戦は最後、ついに相手外国人のパワーに屈して万事休す、2連敗で敗退となった。 | (写真) 人への強さを発揮し、前に出る安部智行。大東文化大戦ではトライも記録。 |
晴れたり曇ったり雨が降ったり…と忙しい1日となった上井草。13時から翌日に控えたYC&ACセブンズ出場メンバーによる試合前練習、14時から通常練習、16時から新人練習とこちらもサブグラウンドの主役が忙しく入替わりました。(入部希望者はサブグラウンド使用前に15時から約1時間かけて、みっちりと外周走路を走りこみました。)明日のYC&ACセブンズに向けては一通りプレーを確認、スクラム・ラインアウトと15人制では経験のない選手がこなすのですから、1週間前は、それはそれは…という感じ(笑)でしたが、今日の時点ではだいぶ様になっていました。明日は茂木・三井両選手のパスで切るアタックに期待です!続いて行われた全体練習はFW陣・BK陣にわかれて練習を行いました。大雑把に言えば、FW陣はコンタクトスキル、BK陣はパス・ランスキルを磨く練習だったと思います。今の時点ではシニア・ジュニア・コルツも関係なく、マッチアップしてますから畠山選手などは若手を何人も引き摺りながら豪快に突き進んでいます。BK陣は細川選手、三井選手ら4年生がよく声を出して、しっかりコミュニケーションを取りながら練習をこなしていました。また、その周囲を練習を控えた入部希望者が憧れの眼差しで見入っていたのも印象的でした。16時を過ぎるとFW陣はスクラム練習場へ。空いたスペースに入部希望者が入り、コンタクトスーツをつけての練習、中竹新監督の直接指導のもと、激しい練習が続いていました。監督直々に名前を呼ばれたり(憶えてもらっていたり)、「昨日よりよくなってるよ」なんて声をかけられたりしている入部希望者もいて、あれは嬉しいだろうなぁ…などと外まきに思っていました。練習は17時頃まで続き、終了後も個人練習している意欲的な新人の姿もあり、入部式までのあと2週間、どう転ぶにしても悔いだけは残さないよう、チャレンジして欲しいなぁ…と思いました。余談ですが、今日は練習に佐々木隆道前主将がやってきました。グラウンド入口のところで久木元コーチに「部外者は立ち入り禁止ですよ〜(笑)」なんて言われてましたが…(^^;後輩達の練習(特にFW陣)を熱心に見入っていました。 | (写真) 何人に囲まれても倒れない強さを見せる2年生瀧澤直(中央) |
春の陽気に包まれて、桜満開の上井草。12時からFW陣がセルフマネジメント、BK陣がサブグラウンドで練習を行い、14時からはFW陣・BK陣が入替わりました。BK陣の練習はラン・パス中心のメニュー。ポジション毎に分かれての練習ではそれぞれに専門のコーチがついて、キメ細かなアドバイスを送られていました(SH陣はダイビングパス、前田コーチが自ら手本を示していました)。FW陣の練習はコンタクトプレーが中心、生身でガツガツとぶつかり合う時間もあり、天候の穏やかさとは裏腹にタイトなメニューが続いていました。(コンタクトの練習では羽生コーチも学生の中に入っていました…)FW陣の練習の締めはスクラム練習。自らが組まない時は畠山選手がコーチとなって、下級生にアドバイスを送るなど、上級生の自覚がたっぷりと感じ取れました。FW陣の練習が終わった16時半過ぎからは、今度はFW・BKの中で来週のセブンス大会に出場するメンバーがチーム練習。上井草の新年度の始まりは、見る側もボリュームたっぷりでお腹いっぱい…という感じでした。そして、今日一番の見所はFW・BKそれぞれが行ったセルフ・マネジメントの時間。とにかくユニークな練習です!ちょっと言葉では伝えづらい練習ですが、ひとことで言えば「目標達成方法を皆で考える」でしょうか…。こんな抽象的な表現でごめんなさい…、国語力のない僕にはこの練習の面白さを伝え切れません…。実際に上井草でご覧になることをオススメします。練習を終えた選手達も「おもしろいですよ」と好評のようでした(^ー^v |
(写真) FW陣はスーツをつけずに激しいコンタクト練習。ディフェンス2人の間を突き破ろうとする東条雄介主将 |
10時過ぎからサブグラウンドで、新任のコーチ陣がそれぞれのポジションに散って練習を行いました。コーチ陣にはまだadidasのウェアは支給されていないようで、それぞれバラバラのウェアで練習に参加しているところなど、初々しかったです。この時期にして、ボールやダミーを使っての練習に驚くと同時に中竹新監督自らがタックルの手本を示す場面もあり、意気込みを感じました。新任の羽生コーチも自らボールを持ってコンタクトでの当たり方をバックロー陣に教えていましたが、教えている本人が一番楽しそうでした(笑)。HB団を教える前田新コーチもHB団と和気あいあい、オフ明けの体が悲鳴をあげそうな厳しさの中にも楽しさを取り入れたメニューで早速部員達の心を掴んでいるようでした。他にも外周走路を走る選手、リハビリメニューをこなす選手、ウエイトに励む選手、それぞれの時間を消化、春を感じさせる暖かな日曜の午前、新生中竹ワセダの鼓動を感じてきました。 |
(写真) 中竹ワセダ始動!時には選手を集めて自らボールを持って、ダミーに当たるシーンも…。(写真中央は中竹新監督) |