「影の」MVP 幸重天
「派手さはないけれど、早稲田っぽい渋いFL」
順位* | 選手名 | 学年・ポジション | ポイント | 1位票 | 2位票 | 3位票 |
@ | 幸重 天 | 4年・FL(副将) | 66 | 10 | 5 | 1 |
A | 三浦 駿平 | 4年・LO | 32 | 5 | 2 | 1 |
B | 森島 大智 | 4年・HO | 30 | 3 | 4 | 3 |
C | 岸岡 智樹 | 4年・SO | 28 | 5 | 1 | 0 |
D | 中野 将伍 | 4年・CTB | 26 | 5 | 0 | 1 |
*1位票…5pt、2位票…3pt、3位票…1pt。同ポイントの場合は票数の多い順
【「影の」MVP総評】
”表”のMVPのTOP3が4年生BK陣なら、”裏”のMVPのTOP3は4年生FW陣。その中で1位に輝いたのはFL幸重天副将。「身体を張り続けた副将」「副将として試合に出続け、見事にチームを引っ張り、地道に体を張り続けた」と春からほぼ全ての試合に出場し、サイズに恵まれない中でも体を張り続けた姿を評価する声が集まりました。2位以下は僅差の展開に。「決勝の明治戦での攻守にわたる圧倒的なパフォーマンス」、「最終学年になりプレーに気迫がこもりいい選手になりました。最後の2試合の活躍は秀逸です。特に天理大戦のラインアウトスチールは見事でした。ヤマハでの活躍楽しみにしています。」と積み重ねた努力で最後に大輪の花を咲かせたLO三浦駿平選手。「大舞台でもミスの少ない正確なスローは素晴らしかったです。」、「スクラムも前半押されても後半修正している試合があり、森島選手の存在が大きかったと思います。」とラインアウト、スクラムとセットプレーの安定に大きく貢献したHO森島大智選手。更にTOP3に続いたのは4年生・SO岸岡智樹選手、CTB中野将伍選手、”表”で齋藤直人主将をMVPに選んだ人の票が集まりました。全7項目の中で、一番票が割れたのがこの項目、掲載した5選手以外にも個人名だけで24選手、更には「今の早稲田ラグビーにおいて、学生スタッフの力は不可欠」と学生スタッフ、監督・コーチ陣に送られた団体票も。この他にも「大学日本一となり下級生に努力の肯定を体現したすべての4年生たち。」、「4年生一人ひとりの頑張りが、大学日本一を勝ち取ったのだと思います。おめでとうございます。」と4年生全員への投票も。少数意見を含むコメントは以下、ファンコメント欄に掲載します。
【ファンコメント集】
■幸重天選手
・天ちゃんに最も熱を感じます。
・春シーズン、斎藤主将がケガで不在の間、幸重副将のムードメーカー的な役割がチームを牽引したことが以降のチームビルドアップに繋がった。
・献身的なプレー
・副将として試合に出続け、見事にチームを引っ張り、地道に体を張り続けた幸重選手が影のMVPだと思います。
・身体を張り続けた副将
・一年間フルで活躍してくれた
・表ではいつも笑顔でふんどし一丁で神輿担いでるイメージだけど、プレーを見れば単にそれだけの選手じゃない事がよく分かる。
・派手さはないけれど、早稲田っぽい渋いFL。
■三浦駿平選手
「苦しいことも多かったと思いますが、決勝戦でのアタック・ディフェンスともに素晴らしかったです。」
・献身的なプレー
・決勝の明治戦での攻守に亘る圧倒的なパフォーマンス
・最終学年になりプレーに気迫がこもりいい選手になりました。最後の2試合の活躍は秀逸です。特に天理大戦のラインアウトスチールは見事でした。ヤマハでの活躍楽しみにしています。
・(下川選手とLOコンビとして)他の強豪チームに比べてサイズや高校時代の肩書では見劣りすると思うのですが献身的なプレーが光りました。
■森島大智選手
「セットプレーの要。スクラムの理解度の高さと強さ・正確なスローイング。」
・昨シーズンから1,2番が抜けて特にHOが安定しないと去年以上の成績を残すのは厳しいだろうなぁと個人的に思っていたのですが、その穴を埋める大車輪の活躍でした。大舞台でもミスの少ない正確なスローは素晴らしかったです。(それまではスローでヒヤヒヤすることが結構あったので…笑)
・ラインアウトの安定感がシーズンを通してよかったです。
・セットプレーの安定に貢献
・早稲田のフロントローとして、フォワードのリーダーとして、4年生として、プレッシャーは相当だったはず。1年間試合に出続け、体を張り続けた。今年安定していたラインアウトへの貢献も大きかったと思います。大学選手権決勝のラインアウトモールからのトライ。森島選手の雄叫びに4年間の想いを感じ、たいへん感動しました。
・セットプレーの要。スクラムの理解度の高さと強さ・正確なスローイング。
・三浦選手と同じ最終学年で大きく花を咲かせいいプレーの連続でした。特にセットプレーの安定は見事でした。スクラムも前半押されても後半修正している試合があり、森島選手の存在が大きかったと思います。
・セットプレーの安定は、彼の存在が大きかった
■岸岡智樹選手
・斎藤が安心して働ける環境。ゲームメイクをサポートした力。
・ネットでの情報発信がまじですばらしいと思いました。
・優勝の立役者、文武両道という早稲田のあるべき姿。
■中野将伍選手
・今年はケガで苦しんだシーズンだったと思います。それでも中野選手が復帰してからの試合はトライシーンはなかった(大学選手権2試合)のですが、攻撃のオプションが増えチーム勝利に大きく貢献していましたね。
・岸岡選手の功績が大きいのは言うまでもないが、中野君の復活がなければ日本一はなかったから。
■下川甲嗣選手
・大学選手権準決勝の天理戦で相手のラインアウトを尽くスチール。ラインアウトリーダーの仕事っぷりが決勝進出を手繰り寄せた大きな一因だと思っています。
■宇野明彦選手(主務)
・実際の彼の主務での仕事ぶりは知りませんが、影で「齋藤組」を支えた存在だと思います。特に、公式ホームページの「主務部屋」での、彼の言葉のセンスが大好きです。
・まさに縁の下の力持ち。中学生・高校生に「強い早稲田に入りたい」と思ってもらえますね。
■丸尾崇真選手
・弱いと言われてFWを支えた。一列も含めての代表として。
・FWの精神的支柱。切れ味鋭いサイドアタック。
■権丈太郎コーチ
・選手じゃないですが精神的に。
■柴田徹選手
・今シーズンは後輩に後塵を拝するも最後迄よくFWを支えた。
・炎のタックルに魅せられた!北風祭での人当たりの良さや気配りを見ててもこの人無しではこの素敵なチームは出来なかっただろうと本っっっ当に思う!
■沖野玄選手
・敵チームのラインアウトの分析。
・赤黒に手が届かず悔しい思いがあったと思いますが、腐らず対戦相手のラインアウト分析をして勝利に貢献した、その功績は大きいと思います。
・ラグビーマガジンの向風見也さんの記事やBS-TBSの「裸のアスリート」で知りました。今年は彼が“足掻く4年生の象徴”だったんだ、と。
■桑山淳生選手
・1人を選ぶのはとても難しかったですが、個人的に一番好きな選手でもあり。齋藤・岸岡・中野選手の3名に注目が集まるなか、桑山・梅津・幸重・三浦・森島・中山・柴田・宇野…といった4年生たちに、世間はもっと注目して欲しかった、という思いもあり。
・彼ほどの選手が、目立たずに、チームのために徹することができたのが、今年の勝因でしょう。トップリーグではもっと自分らしさを発揮して輝いてほしい。
■梅津友喜選手
・バックスの穴を支えるとても貴重なユーティリティプレーヤーかつ、どのポジションで出ても高いレベルでプレーする選手でした。
■岸野楓選手
・試合に出ていない選手のバックアップが荒ぶるには欠かせない。彼のハンディを克服しての四年間はみんなの力になったと思います。
■鈴木麟太郎分析スタッフ
・彼が表に出てきた時の盛り上がりを見れば、裏での頑張りが推し量れる。
■久保優選手
・ポジション変更で手薄と思われていた1番のポジションを完全に強みにしてくれた。
■古賀由教選手
・試合中、いろいろ楽しそうに話をし、本当にラグビーというスポーツは楽しいということを思い出させてくれた。チームに彼のようなプレーヤーが居ることは、とてもプラスになったと思う。
■河瀬諒介選手
・1年時は、ハイボールの処理に苦労していたが、2年になってから他校に狙われながらも、着実にこなしていたことにより、チームとしてのウイークポイントを消し込んだことは、大きな力となった。
■長田智希選手
・クレバーさを感じます。(決勝解説の野澤さんの言葉の影響あるかもしれません。)
■中西亮太朗選手
・中野選手がケガの間チームを支えた中西選手見事でしたよ。今年はレギュラー目指してがんばれ!
■相良南海夫監督
・彼が監督になってから、早稲田は結果を残せるようになりました。おそらく、三菱重工相模原という、トップリーグのすぐ下のチームでの、長い監督の経験があってからこそだと思います。
※ここからは個人ではありませんが団体票です(カウントできませんでしたが、コメントのみ掲載しておきます)。※
■学生スタッフ
・小泉さんをはじめとした学生スタッフの皆さん。正直選手としては三浦駿平君、沖野玄君と迷ったが、練習、上井草での試合、ラグビー場での試合全てにおいて、素晴らしいチームに対するバックアップとファンへの対応であった。去年の小柴君もそうであったがここ2年、トレーナー、マネージャー等のスタッフの方々の充実がめざましく、これがチームのいろいろな意味でのレベルアップをもたらして、今年の優勝につながったと思う。
・学生スタッフの皆さん、彼らの尽力あってこその選手の躍動。個人的にも今期はお世話になりました。有難うございました。
・分析スタッフは、大試合の勝利にかなり貢献したと思う。
・本当の意味での影のMVPは分析スタッフじゃないかと思っております。天理大学戦で天理のラインアウト崩壊を招いた分析、対抗戦の明治戦からの40日間の対策。コーチ、選手だけでできることではないと感じました。
・分析スタッフ。自チームのセットプレーや選手個人のデータ、相手チームの戦術などプレイヤーのために毎日遅くまでの献身的な仕事ぶりなくしては大学日本一はなかったと思います。プレイヤーでは仮想明治を担当した選手たち。
・宇野君を始めマネジャー、トレーナー、分析などのサポートメンバー(個人名なくすみません)。今の早稲田ラグビーにおいて、学生スタッフの力は不可欠だと思います。選べるのであれば、私はスタッフから鈴木麟太郎くんを推したいです。
■コーチ陣
・権丈太郎、後藤翔太両コーチは、コーチとしてだけではなく、試合ではウォーターボーイとして、選手を支えてくれました。
・武川・後藤・権丈・佐藤コーチらのコーチ陣。大学日本一を勝ち取った後に、明治のショートサイドが薄いのではとの分析、権丈コーチとFW陣との涙ながらの練習などが報道されたが、その記事を読んでいただけでもグッとくるものがありました。敗れた12月の早明戦以降、コーチ陣の選手への働きかけが大学日本一獲得に繋がった面は大きかったのではないでしょうか。
■フロントロー
・久保 優・森島 大智・小林 賢太 選手のフロントロー陣。スクラムが安定することが大学日本一の前提だと思うが、苦戦する場面もあったが、総じて安定したスクラムで大学日本一に大きく貢献。また、早稲田らしく走るフロントローであったことも好感。
■バックロー
・第2、3列の献身的なタックルは往年の早稲田ラグビーそのもので見ていて頼もしかったです。
■古賀由教選手&小林賢太選手
・まじめな選手が多い中、いい意味で勝手なプレーするのが、チームのアクセントになってました。二人ともいつも笑顔でチームのムードメーカーとして盛り上げてくれました。小林選手が、天理戦で審判に「ボール蹴らなーい」と注意されてたシーンは、今年一番のツボでした。
■久保修平レフェリーでは無く幸重天
・決してワセダに肩入れしたということではなく、仮に明治の選手だったとしてもプレーを止めて状況をチェックするのがレフェリーの勤め。ただ、マイボールスクラムでの再開になったことで桑山淳生のトライが生まれたのだからあのジャッジが影のMVP…と思ったが、それを引き出したのはあそこまで身体を張り続けた幸重天の存在あってこそと言うことで幸重天に変更!久保レフェリーもこんな形でワセダファンから評価されるのも不本意だろうし(笑)。
■明治大学
・ちょっと意味合いが違うかもですが、明治に負けたことが今年の早稲田の成長につながったと思うので。
■4年生全員
・4年生一人ひとりの頑張りが、大学日本一を勝ち取ったのだと思います。おめでとうございます。
・大学日本一となり下級生に努力の肯定を体現したすべての4年生たち。
以上